「生理の貧困」をはじめ、女性の健康問題に対する認識は時代とともに大きく移り変わっているのではないだろうか。

 月経についても、戦前では月経回数は生涯で50回程度だったが、現代の女性は約9倍の450回とも言われている。月経の回数が多くなるほど、子宮内膜症になる可能性が高まり、また、症状が悪化していくとされる。

 国の「女性活躍・男女共同参画の重点方針」にも掲げられた生理の問題。男女の差を正しく理解して、社会的支援や学校教育でのアクションが重要となる中、地域の相談薬局の役割にも期待は高まっている。「薬樹女性の健康プロジェクト」の活動内容と課題への取り組みを伺った。