問診ナビは、患者に鑑別診断を行う際の医師の思考回路を、臨床推論アルゴリズムによってシステム化し、患者と応対するコメディカルスタッフや患者の家族、本人が質の高い問診を行えるようにしたものです。

医師が病歴を聴取する内容は、図のように4つのカテゴリーに分けられます。

①全症候に共通する情報
②症候ごとに共通する情報
③個別に収集すべき情報で定型化できるもの
④個別に収集すべき情報で定型化できないもの

『問診ナビ®』に搭載した臨床推論アルゴリズムは、④を除くカテゴリーで、体系化が可能な症候診断について、コンピュータのアルゴリズムで定式化したものです。

問診ナビのカバー範囲

患者のとるべき正しい行動についてアドバイスをするには、まずは必要な情報を漏れなく集めること、そして、それを医学的な根拠に基づいて適切に解釈すること、この二つのプロセスが必要になります。

『問診ナビ®』では、表示される指示に従って回答していくだけでデータを網羅的・効果的に収集します。

『問診ナビ®』で収集できる情報は、患者が自覚して言語化できる症状だけでなく、「○○がない」という陰性情報も収集でき、研修医修了レベルの病歴聴取が可能であると評価を頂いています。

問診結果

『問診ナビ®』を医師以外の、患者に応対するコメディカルスタッフや、患者の家族、または患者自身が操作することで、医師の病歴聴取、カルテ入力にかかる労力と時間を大幅に削減することができます。

クリニックに導入して頂くことで、外来の待ち時間を短縮し、患者とのコミュニケーションや丁寧な説明に時間が割けるようになります。

介護施設に導入して頂くことで、医療介護職がとるべき行動(緊急受診が必要、様子見で良い、など)を瞬時に明示することができます 。『問診ナビ®』 によって、医師とスタッフの間でよくある情報共有の悩み 「なぜもっと早く連絡しなかったんだ!」、「なぜこんなことで電話してくるんだ!」が解決できます。